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【売買物件】と【賃貸物件】の比較。~結局、どちらがお得?~

~結局、どちらがお得?~

住み替えなどで物件を新たに探し始める際に避けられない【賃貸と購入、どちらが良いか】と考える方も多くいらっしゃるかと思います。

どちらが良いかというのは一概には言えません。
住む方のライフスタイルが大きく関わっているからです。
一言で表すと十人十色。
その中で大事なのはメリット、デメリットをきちんと把握した上で、自身にあった方を選択出来るかという事です。

前回まで【賃貸物件】、【売買物件】について掘り下げて解説しました。

今回は【結局、どっちがお得?】ということついて解説していきます。

はじめに


【売買物件について】でも少し触れましたが、同じ場所に長く住み続けることを前提とするなら、住宅を購入したほうが賃貸物件に住み続けるよりもお得になります。

住居系にできるだけお金をかけずに節約したい方、引っ越し(住み替え)が面倒と感じる方、同じ場所に住み続けることに対してストレスを感じない方には賃貸物件ではなく、売買物件(住宅)の購入を検討して良いでしょう。

とはいえ、『住宅を購入する場合』と『賃貸物件に住み続ける場合』、共にメリットとデメリットはあります。
しっかりと自身のライフスタイルに合っているのかを考えることが重要です。

では費用面でどれだけの差が出てくるのか。
マンション購入と賃貸、住居費総額で比較してみましょう。


≪マンションを購入した場合≫※専有面積70㎡前後


総額を比較するために、購入と賃貸、それぞれ同じ条件で基本的な月々の支払いを15万円の物件に50年間住み続けたとします。

住宅ローンの返済を月々15万円で、金利が1.20%、返済期間が35年と仮定した場合、借入額はおよそ5,000万円となります。(頭金、ボーナス分は含みません)

購入価格 5,000万円
金利 1,130万円
管理費
(月1万5千円)
900万円
修繕積立金
(月1万5千円)
900万円
駐車場
(月2万円)
1200万円
固定資産税
(年/15万円)
750万円
内装工事
(20年後)
600万円
総額) 10,480万円

固定資産税については、自治体により減額措置を受けられる可能性がありますので、多少の変動があります。

管理費・積立金についても物件により変動しますので、あくまで比較の為の数字とご理解ください。

内装工事については50年間住むつもりであれば1度は手入れをするという仮定なので、リフォーム・リノベーションの度合い、内容にもより変動します。


≪賃貸マンションに住み続けた場合≫


賃貸物件に新規契約をして50年間住み続けたと仮定します。
売買物件との大きな違いは『固定資産税がかからない』、『内装工事(修繕費用)がかからない』ことです。
これらは借主側の負担ではなく、貸主側の負担になるからです。

賃料 9,000万円
敷金
(賃料1ヶ月)
15万円
礼金
(賃料1ヶ月)
15万円
更新料
(2年毎・賃料1ヶ月)
375万円
管理費
(月1万円)
600万円
駐車場
(月2万円)
1200万円
総額) 11,205万円

まとめ


あまり想像は出来ないかもしれませんが、同じ条件で50年間住み続けたと仮定をした場合
単純計算ですが

マンションを購入した場合、10,480万円
賃貸マンションは11,205万円

50年間で700万円以上の差が出て、結果的に『売買物件の方が費用面でお得』となります。

住宅を購入する場合、賃貸物件と違い、容易に費用面のコントロールをすることが出来ませんが、仮に『今よりコンパクトな部屋に住みたい』となった場合は住宅を売却して住み替え(買い替え)も出来ますし、賃貸物件に移る事も出来ます。
しかし、自身が望む金額では売れない可能性もあります。

では、賃貸物件に住み続けた方が将来的にお得と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

ここで忘れてはならないのが、住宅ローンを組む際、生命保険(団信)に入るという事です。

簡単に説明をすると『住宅ローンを組んだ本人が亡くなった時、その保険会社が残債を支払う』ものになります。
つまり、遺された大切な方が残ったローンの支払いを気にせずにその住宅に住み続ける事が出来ます。

また、今回は単純に比較する為、『月々の支払いが15万円』としましたが、≪住宅ローンを月15万円支払う物件≫≪1ヶ月の賃料15万円の物件≫
これは断言出来ます。
間違いなく≪住宅ローンを月15万円支払う物件≫の方が建物のグレード、設備等が優れています。
同じ物件を賃貸で住もうとすれば、おそらく1ヶ月の賃料が20万円弱、もしくはそれ以上になるでしょう。

賃貸物件の場合、自身の生活環境の変化によって賃料を抑えるなど、費用面でのコントロールが容易に出来ます。
しかし、その都度、敷金や礼金等の新規の契約に必要な費用も生じます。

また住宅を購入する場合と違い、『賃貸に住み続けている本人が亡くなった場合何も遺りません』。
遺された方がいる場合、住み続ける事は出来ますが、月々の賃料が免除されることはありません。

 

前の記事で『売買物件に向いている方』、『賃貸物件に向いている方』を説明しましたが、まさにそういう事なのです。

≪大事なのはメリット、デメリットをきちんと把握した上で、自身にあった方を選択出来るかという事≫。

今回は費用面でマンションを購入した場合と賃貸マンションに住み続けた場合の比較をしました。
では【マンションを購入した場合】と【戸建を購入した場合】はどうなのか。

それについては別の記事で解説をします。

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