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【売買物件】と【賃貸物件】の比較。~賃貸物件について~

~賃貸物件について~

住み替えなどで物件を新たに探し始める際に【賃貸と購入、どちらが良いか】と考える方は多くいらっしゃるかと思います。

どちらが良いかというのは一概には言えません。
住む方のライフスタイルが大きく関わっているからです。
一言で表すと十人十色
その中で大事なのはメリット、デメリットをきちんと把握した上で、自身にあった方を選択出来るかという事です。

第1回は【賃貸物件】について解説していきます。

〇賃貸物件のメリット

1.気軽に引っ越し(住み替え)が出来る

人生にはライフスタイルが変わる分岐点があります。
結婚、出産や、企業に勤めていれば転勤等も考えられます。

そういったライフスタイルが変わる時は誰にでもあります。
賃貸物件であれば、結婚、出産、転勤という大きなライフスタイルの変化だけではなく、『気分を変えたい』、『勤め先から近い場所に住みたい』、『近所に新築賃貸マンションが出来たからそっちに住みたい』、『契約の更新があるから別のところに住みたい』など、気軽に引っ越し(住み替え)が出来るという事にメリットを感じる方も多いことでしょう。

また、気軽に引っ越し(住み替え)が出来るという事は、近隣に住む方とのトラブルがあった際、直ぐに引っ越し(住み替え)を考える事が出来ます。

ご近所トラブルについては、実際に住んでみないとわからないケースがほとんどなので、引っ越し(住み替え)後に判明し、ストレスに感じる場合もあります。
そういった際でも直ぐに行動に移せるという意味ではメリットになります。

2.住宅ローンに悩まなくて済む

不動産の購入は人生で最も大きい買い物のひとつです。
数千万円の買い物になるので、多くの方が住宅ローンを組んでの購入でしょう。
最近ではどんなに大きな企業に勤めていたとしても、いつ業績不振によりリストラが起こるか誰にも分かりません。
今は良くても10年、20年後は業績不振になるかもしれない。
実際に購入時は払えると信じていたものが数年後には会社の業績不振で払えなくなってきたというケースもあります。

しかし、賃貸物件であれば住宅ローンとは関係の無い生活が出来ます。
毎月の家賃の支払いというお金のストレスはありますが、賃貸物件に住み続ける限り、数千万円の住宅ローンがあるという重圧やストレスに苦しむという心配はしなくて良いということがメリットのひとつになるでしょう。

3.修繕費用、設備故障時の修理費を気にしなくていい

例えばマンションを購入した場合は、10~15年に1度実施される大規模修繕費用のために毎月修繕積立金を支払うのが一般的です。
また、マンションの専有部分の設備の故障についても実費で負担する必要があります。
戸建ての場合も何か不備があった際、当然に実費で負担する必要があります。
詳しくは売買物件のメリット、デメリットで解説します。

こういった修理費用等が発生する件が発生しても、賃貸の場合は費用を負担する必要はありません。

極端な表現をしてしまえば、賃貸物件は気軽に引っ越し(住み替え)が出来るので、設備や建物が古くなったら『新しい賃貸に引っ越し(住み替え)すればいい』だけの事なのです。

また固定資産税がかからない分、家計への負担も少なくなります。

〇賃貸物件のデメリット

1.家賃を払っても資産にならない

『一生家賃を払う必要がある』事が大きなデメリットになるでしょう。

物件の購入を不動産会社に相談したことがある方は『自分の物にならない家賃を支払い続けますか?自分の資産に支払いをしませんか?』と言われたことがあるかもしれません。
こちらも詳しくは売買物件のメリットで解説しますが、購入した不動産が資産となり老後に売却することができたり子供に相続することも可能です。
住宅ローンの支払いが終われば毎月の固定費を大幅に下げることが出来る為、老後の生活を安心して送ることも可能です。
現役中であれば別ですが、基本的に年金しか収入がない老後を含めて一生家賃を払って賃貸物件に住み続けることに不安やストレスを感じる方は購入を検討してもいいかもしれません。

賃貸物件の場合、一生家賃を払い続けるだけでなく、一般的には2年毎(契約期間による)更新料がかかり、その月は支払額が増えます。
また、更新の度に保証人を用意しなければならないなど、退職後の住まいが不安定になります。
特に保証人については、家賃保証は保証会社にお金を払うことで確保できても、高齢になればなるほど身元保証人が求められるケースが増えており、頼める人がいなければ賃貸契約の更新を断られることもあります。

シニア向け(高齢者向け)の賃貸物件も増えてきてはいますが、金額面や空室率などの面から必ず入居できるとは限りません。
一生賃貸を選択する際には、いざという時に同居させてもらえる家族がいるか、家賃の制約を少なくするために充分な貯蓄をできるか、無理のない計画を立て、様々な選択肢を調べ、理解することが大切です。

2.自由にリフォーム、リノベーションができない

賃貸のデメリットとして、自分好みの内装や間取りに自由にリフォームすることができない点があります。
リフォームできないことが何故デメリットになるのか。
住み始めた当初と家族の暮らしが変わることもあります。
『子供部屋が必要になった』、『親と同居することになった』、『自宅でテレワークが出来るスペースが欲しい』などの場合、賃貸では適した物件に引っ越すしかありませんが、売買物件(持ち家)ならば自宅をリフォームすることで住環境を変えずに暮らし続ける選択肢も生まれます。

ファミリータイプの賃貸物件もありますが件数は多くないので、好みに近い内装(間取り)を探すことは、時間と手間が大きくかかってしまいます。
あったとしても希望のエリアから外れてしまう可能性があり、どこかで妥協しなくてはいけない点が出てくる可能性が大いにある為、リフォーム、リノベーションができないことがデメリットのひとつとなります。

3.住空間に傷をつけるようなことはできない

こちらもリフォーム、リノベーションができないことに付随したことになるのですが、基本的には壁に穴をあけることができないため、室内で使う家具やインテリア雑貨にも制限がかかります。
壁掛け時計は使えないですし、壁にカレンダーを貼るにも工夫が必要です。
※1.基本的に『画びょう』や『ピン』の穴は通常損耗と考えられますが、あくまでも一般的な目安という位置付けになっていて、【賃貸借契約書の記載内容】が最も強い効力を持っているとされています。
【賃貸契約書】に画びょうやピンの使用可否について明記されている場合がありますので、契約時にサインをする前に確認するようにしてください。
※2.『くぎ』や『ネジ』を使ってあいた穴は、そのサイズと深さが通常の使用による損耗を超えるので、修繕費は入居者が負担することになります。

〇結局、賃貸物件に向いているのは?

今回の記事で一概に『こういう方が賃貸物件に向いている』ということは断定出来ません。

が、それではこういう記事を書いた意味がなくなってしまうので、賃貸が向いている方はどういう方なのか・・・

賃貸物件は前述の通り、ライフスタイルの変化に合わせて容易に引っ越し(住み替え)ができます。
売買物件(持ち家)から賃貸に移ることは難しいものの、住宅取得資金を貯めることができれば、賃貸物件でも将来的に持ち家に移ることもできます。

そのため『結婚、出産、転勤といったライフスタイルの変化が起こるかわからない』、または『気分で引っ越し(住み替え)をしたくなる方』や『何にも縛られたくないという方』に賃貸物件が向いているといえるでしょう。

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