西馬込は、明治時代『馬込文士村』と呼ばれ、文人・芸術家たちが集まり好んで住んだ住宅街で古くから邸宅街でした。
大田区の馬込、池上、洗足池は『馬池洗（まいせん）』と呼ばれ古くから景勝の地として人々に親しまれてきた由緒ある土地柄です。
その軌跡は街のところどころに多数見られ、『龍子記念館』は、近代日本画の巨匠と称される川端龍子文化勲章受章と喜寿とを記念して1963年に設立。
大正初期から戦後にかけての約120点あまりの龍子作品を所蔵し、多角的な視点から龍子の画業を紹介しています。
更に書道界の第一人者・熊谷恒子が生前住んでいた家を改装し、彼女の作品を展示している『太田区立　熊谷恒子記念館』や、考古や歴史、民俗資料など大田区の文化遺産を無料で見学出来る『大田区立郷土博物館』など見どころが満載。
またこの辺りは自然豊かな散策コースもたくさんあります。

また、大田区西馬込にあるマゴメテニスクラブのテニスコートを掘り返したところ、地下2m位の場所から岩を組み合わせて作った石窟墓が発見されました。
中から人骨は見つかりませんでしたが、副葬品である刀や装飾品が発見されました。
1,000年以上前の関東武士の墓ではないかと分析され、この墓を取り壊すにあたって、盛大なお祓いの儀式が執り行われ、石窟墓発見の報は新聞にも掲載されました。

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