不動産探しのプロが理想の住まい探しをお手伝い、東京都心の人気賃貸物件のCocotii(ココティ)。

【売買物件】と【賃貸物件】の比較。~売買物件について~

~売買物件について~

住み替えなどで物件を新たに探し始める際に避けられない【賃貸と購入、どちらが良いか】と考える方も多くいらっしゃるかと思います。

どちらが良いかというのは一概には言えません。
住む方のライフスタイルが大きく関わっているからです。
一言で表すと十人十色
その中で大事なのはメリット、デメリットをきちんと把握した上で、自身にあった方を選択出来るかという事です。

前回は【賃貸物件】について掘り下げて解説しました。

今回は【売買物件】について解説していきます。

〇売買物件のメリット

はじめに

直ぐに解説しますが『売買物件の購入=自分の資産』になります。
住宅を購入すると『自分の城を手に入れた』という満足感や充実感を手に入れることができることでしょう。
自己満足といえば聞こえは良いものではないかもしれません。
しかし、自己満足は精神的に余裕がないと出来ませんし、それが自信にも繋がります。
また、大きな買い物をした、住宅ローンがある事で仕事に奮起する方も多くいらっしゃいます。
こういった点もメリットのひとつと言えるかもしれません。

本題に入りましょう。

1.自分の資産になる

『売買物件=持ち家を購入する』最大のメリットは住宅自体が自分の資産になることでしょう。
支払う金額も大きいですが、賃貸物件の『一生家賃を支払い続けた』としても、当然ながら自分の資産にはなりません。

賃貸は気軽に引っ越し(住み替え)が出来る反面、退去すればそれまで。
自分の資産の形になるようなものはありません。
購入した物件は、毎月一定の額を支払うのは賃貸物件と同じですが、支払った分は自分のものとして残りますし、住宅ローンが終われば毎月の定期的な支払いは無くなります。
つまり、同じ固定費を払い続ける賃貸物件と違い、売買物件は住宅ローンが終わればその分、毎月の固定費がなくなり、結果的に生活、精神的にもゆとりが出来ます。

自分の資産になるので、万が一のことがあっても遺された家族に相続出来ます。
また、購入した物件がライフスタイルに合わなくなったとしても、『物件の売却』も出来ますし、『他人に貸して家賃収入を得て、自身は違う場所に住む』という事も出来ます。

つまり、『自分の資産になる』ことが売買物件の最大のメリットといえるでしょう。

2.好みに合わせてリフォーム、リノベーションできる

賃貸物件の場合、自分の好みに合わせてリフォーム、リノベーションは出来ません。
こちらは前回の【賃貸物件について】もご参照ください。

例えば、マンションを購入した場合、共有部について制約はあるものの、専有部分(居住スペース)であれば、間取りの変更、水回りの交換など比較的自由に改装することができます。

戸建てでは自分の敷地内であれば、既存の建物を取り壊し、新しく建て直すことも自由です。
また、ライフスタイルや家族構成に合わせてリフォーム、リノベーションするのも自由であり、必要に応じて住宅を作り変えることができるのは生活をする上での大きなメリットといえるでしょう。

その分、費用がかさんでしまうのはデメリットになりますが、それを補う『ライフスタイルや家族構成等に応じてリフォーム、リノベーションができる』ということは住宅を購入するメリットの一つだといえるでしょう。

〇売買物件のデメリット

1.住宅ローンが負担になる可能性がある

売買物件を購入した方の中には、『住宅ローンの支払いが苦しくなって後悔している』、『何とか住宅ローンの支払いを滞らせない様に何かしらの生活費を切り詰めている』という方は少なくありません。

住宅ローンがあることによって『現在より収入が少なくなるけどどうしてもやりたいことができたから転職したい』など、将来的に新しく何かやりたいことがあっても収入面が問題で転職に踏み切れないなど、住宅ローンの支払いが間接的にライフプランに作用する可能性もあります。

また、住宅ローンを組んだ場合、住宅ローンの金利があるので完済までにトータルで支払う金額は、住宅の購入金額に金利を上乗せした金額になります。
変動型の住宅ローンの場合は金利が上昇した場合、返済額も上昇してしまうリスクがあります。

物件を購入しようとする場合、住宅ローンの支払い額、住宅ローンを組む事で将来的にライフプランの変更が出来なくなるリスク等を考慮した上で検討しましょう。

2.固定資産税、都市計画税がかかる

売買物件の場合、賃貸物件と大きく違う点はまだあります。
物件を購入した場合、固定資産税や都市計画税を毎年支払う必要があります。
賃貸物件の場合は不動産の取得、所有ではないので固定資産税を支払う必要はありません。

『自分の資産になる』ことが売買物件の最大のメリットと解説しましたが、売却時に想定していた額(相場額)で売れない不動産は資産とは言えません。
実際に空き家問題になっているような地方の売買物件は0円でも買い手がつかない(売却出来ない)という物件もあります。
もしそうなってしまえば、固定資産税、都市計画税を毎年払い続けるだけの負債となる可能性もある為、購入時は資産として不動産を計算出来るのかという事もしっかり調べておきましょう。

3.購入時・売却時に諸費用が掛かる

売買物件のもうひとつのデメリットは物件購入時や売却時に不動産会社に支払う仲介手数料などの手数料がかかってくることです。
これはまた解説をしていきますが、売買物件と賃貸物件の生涯コストを比較した際に見落としがちな費用になってしまいますが、こちらの記事ではここまでにしておきます。

上記にもありますが、住宅ローンを支払っている際に忘れてはいけないのが金利負担です。
借入期間が長ければ長いほど金利負担は大きくなり、仮に現在低金利の変動金利で住宅ローンを借り入れたとしても将来的な金利上昇リスクを背負うことになります。

諸費用の面で考えた時、賃貸物件の場合は諸費用と言えば住み始めたタイミングで支払う敷金・礼金、仲介手数料、契約更新時の更新料にとどまることが多く、物件によっては敷金礼金0だったり、仲介手数料0の物件も少なくありません。

売買物件と賃貸物件を比べた場合、『諸費用』や『コスト』の点で売買物件にデメリットがあることを頭の片隅でも構いませんので入れておきましょう。

4.引っ越し(住み替え)が容易にできない

売買物件のデメリットは『引っ越し(住み替え)が難しい』点です。
賃貸物件のようなライフスタイルに合わせて気軽に引っ越し(住み替え)は出来ません。
引っ越し(住み替え)は出来ても住宅ローンの残債がある場合は、ローンの返済に加えて引っ越し先での固定費用がかかり、二重に支払いをしているような状態になり、負担になってしまう事は容易に想像がつくでしょう。

購入した物件が不要になれば賃貸物件として出す、売却をするという事も出来ますが、借り手がなかなかつかなかったり、売却時に住宅ローン返済中の場合は残債額以上の額で売却できないこともあります。

仮にご近所トラブルがあった場合、賃貸物件では直ぐに行動に移す事が出来ますが、上記の理由からそういった際に直ぐに行動に移せないのは大きなデメリットになってしまうといえるでしょう。

〇結局、売買物件が向いているのは?

こちらに関しては賃貸物件についてと同じ事を記載してしまいますが『こういう方が売買物件に向いている』ということは断定出来ません。
冒頭にも記載していますが『十人十色』だからです。
しかし、あえてどういう方が売買物件に向いているか・・・

売買物件の場合、現金で購入出来る方は別ですが、多くの方は住宅ローン返済が必要です。
が、ローンの支払いは終わりがありますし、戸建ての場合、土地が資産価値を持つという利点があります。
『すでに結婚・出産している』、『転職の可能性が低い』など、『ライフスタイルを変える気がない住宅ローンを含めた支払い計画も十分な方』は、売買物件を検討した方が良いでしょう。

また、住んでいる場所の環境が気に入っていて、同じ場所に長く住み続けることを前提とするのであれば、実は住宅を購入した方が賃貸物件に住み続けるよりも『最終的にはお得』になります。
住居に極力お金をかけずに節約したい方や、老後もストレスを抱えることなく同じ場所に住み続けたいと考える方には、賃貸物件よりも売買物件をおすすめいたします。

目次に戻る
~賃貸物件について~に戻る
☆★☆過去の特集記事一覧☆★☆に戻る
ホームに戻る

CocotiiロゴCocotiiのinsutagram

-